初心者のため社債・国債への投資のアドバイス
・今の環境では大きな利益を狙うことは難しいものの損のでるリスクは株などにくらべればかなり小さい。
・少なくとも50万円以上は投資する必要がある。
・基本的に満期まで保有する必要があるので数年間のスパンで投資する必要あり
社債・国債とは
社債・国債とは、会社や国に対してお金を貸したということを前提に、一定の期日に会社や国からあらかじめきめられたかお金を返してもらうという権利であるといえます(社債を発行する企業や国債を発行する国から見ると端的にいって「借金」ということになります)。
一般的に投資の対象となるのは、一定の条件を満たした大企業や国の社債・国債であり、社債を発行する企業や国によって、その金利や期間の条件が変わってきます(当たり前の話ではありますが、優良な企業ほど、低い金利で社債を発行でき、財務内容が悪い企業は金利が高くなる傾向にあります。)
1.どれくらいお金を増やせるのか。 |
年間の利回りで0.01~数パーセント程度(期中での売買は考慮していません) |
2.どれくらいのお金を投資する必要があるのか。 |
最低50万円~100万円 |
3.どれくらいの期間を投資できるのか。 |
数年~30年ほど |
どれくらいお金を増やせるのか。
社債・国債の場合には、個人で保有する場合には満期までの保有が原則であることを踏まえると年間で0.01%~せいぜい2~3%ほどです。
株に比べるとずいぶん低いと感じるかもしれませんが、基本的には、投資先が倒産等しなければ元本利息ともに当初想定どおりにもどってくるため、株に比べればリターンは小さいもののリスクも小さいといえます。
どれくらいのお金を投資する必要があるか。
最低購入金額は銘柄にもよりますが、50~100万円をひとつの目安と考えてください。
どれくらいの期間投資できるのか。
基本的には数年から長いものだと30年くらいのものもあります。株とは異なり、容易に途中で換金できないものもあるので注意して期間を選ぶ必要があります。
社債・国債に投資する場合のリスクは
社債・国債については、途中での解約ができない場合がある点がリスクといえます。例えば、急にお金が必要になった場合には、株であれば途中で売却し容易に換金できますが、社債・国債の場合には換金が難しい場合もあります。
また、基本的には数年間は投資しなければならないので、余裕資金や金額・使途の時期決まっている資金を運用する場合に向いています。
また、社債の中には、外国の通貨建てであったり、通常の社債とは異なった仕組みを組み込んだりした商品もあるので注意が必要です。何等か条件により、金利や償還の方法が変わったり、やたらと金利の高かったりする場合には、少し注意してどのような商品かを十分に検討しなければなりません。
(参考)注意が必要な社債の例
外国通貨建て社債・・・投資したお金を外貨(米ドル、豪ドル、トルコリラなど)に変えて運用するので、為替の変動リスクを負うことがある。
デリバティブ組込型社債・・・デリバティブという仕組みを組み入れてあり、場合によっては損失が発生したり、長い期間元本が返済されなくなったりするリスクがある。
どのように社債・国債を購入するのか。
社債・国債については、証券会社のほか、銀行などの金融機関でも購入できます。取り扱う銘柄が各金融機関で異なるので注意しましょう。
コメントを残す