今日のポイント
・投資を行うことにより、効率的に資産を増やすことができるようになる。
投資を行う意義は、効率的に資産を増やすということにあります。ただ単に、お金を現金で保有した場合と投資により資産を運用した場合では、年月の経過とともに資産の額が大きく異なってきます。例えば、100万円のお金を利回りで5パーセントの金利であずけた場合をシミュレーションしてみましょう。
今回は、1年間で得た利息を翌年に預金として預け入れると考える複利という方法で計算していますが、預金口座にお金をいれているだけで、100万円が160万円に増える計算となります(ここでは預金の利息から差し引かれる税金を考慮していませんが、実際には毎年の利息の2割ほどが税金で差し引かれます)。
かつては、銀行の預金金利が5パーセントを超えた時代(バブルの頃、私は年代的にバブル期がどのような雰囲気であったか知りませんが・・・。)があり、そのような時代には、このように銀行に預金を預けているだけでもお金はどんどん増えていきました。
では、次に今の金利をベースに考えるとどうなるでしょうか。2017年現在のメガバンクの1年物の定期預金金利は「0.01パーセント」です(なお、普通預金の金利は、0.001%・・・)。
この金利で同様にシミュレーションしてみましょう。
ほぼ増えません・・・。
例えばコンビニエンスストアのATMでお金をおろすと200円ほど手数料がかかるのを踏まえると・・・。
日本にある銀行に預金する場合には、銀行が破綻したとしても1000万円とその利息までは全額保護される制度(預金保険制度)があるので、ほぼ「リスク」なく、資産を運用できます。しかし、今の時代は、上記のように預金ではほとんど増えません。
今後、バブルのような時期がくれば、ほぼ「リスク」を負うことなく、資産を増やせることもあるかもしれません。しかし、そのような時期が訪れないと考えるのであれば、預金以外の商品に投資しなければ、お金を増やすことはできません。
おそらく今後給与の水準が大きくあがらず、年金の支給水準もあがらない(むしろ下がる)時代となることが予想されるなかで、少しでも将来に備えお金を蓄えておくことは重要であると思います。
コツコツと節約してお金を貯めることに加え、一定の「投資」を行うことで効率的に資産を増やすことができることから、節約によりお金を貯めることと同じくらい「投資」も大切なことだと考えます。
「投資」にはリスクがあるので、「節約」により、お金を蓄えることで十分と考える人が多いかもしれません。しかし、「投資」に伴うリスクについては、ある程度管理が可能であり、投資に対する知識を蓄えれば、恐れるべきものではありません。
ぜひこのサイトを参考に知識を高め、不安を解消していただければと思います。
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